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俺の人生、まだまだこれからだ。他人の応援ばっかで終ってたまるかってんだ。もっと数学して走って、10年後、今とは比較にならないくらい強くなってやる。
学生を強くしたいんじゃねえ。大事なのは俺自身が強くなる事であって、関わる学生が強くなるのは、飽く迄もその系であるべきだ。
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「俺から教わるのが寧ろ悪影響になるんじゃないか?」ってくらいあほ程優秀な子が何人かおるのだが「これだけ優秀なのだから自分に合うやり方と合わないやり方の取捨選択くらい出来るか」と信用して良いかと思ったけど、いやもはや「ちゃんと考え方の取捨選択しなさいよ」って伝えちゃえば良いのか。
いやてか思えば既にこういう事時々言っとる気がするわ。いやでもマニュアル化して「必ず言うもの」ってしておこう!
俺って「数学に対する執着」とか「親の理解と経済力」みたいな数学以外の要素で何とか数学で飯を食うとこまでこぎ着けたけど、肝心の数学の本来の才能自体はそんなに大したものではなくて、高専の40人クラスなら1人2人俺より才能ある子普通にいそうなので「自分より優秀な子が存在し得る」ってのはまじで意識しながらやっていかんといけんと思うのよな。
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頼むもう嫌だ許してくれ誰か俺に「もう数学しなくて良いよ」って言ってくれ!自分の生活も精神も縛り付けてるの結局全部数学なんだよ!「良い授業してあげたい」ってのも、結局は数学だからこんなに拘ってんだ!
あーいや駄目だやっぱ数学続けてえ!簡単な数学考えるの本当に楽しい。授業解り易いって言ってもらえるの本当に嬉しいもっと頑張りたくなる。数学で頼られたら出来るだけ応えてあげたい。研究だって未だしたい事あるし、難しい数学もしんどいしやりたくねえけど、それでも頑張って出来る様になりてえ。
本当に数学なんか好きになりたくなかった。あーいや嘘。やっぱ好きになるもの数学以外に考えられねえ。どうすりゃ良いんだよまじで。
追:
「数学よりも大切で好きと思いたいものが出来れば良い」という説が有るには有るのだけど、唯一の候補と思われる運動は駄目だ。走るのも飛び跳ねるのも本当に楽しくて楽しくて仕方が無いけど、それでもやっぱ俺の中で運動は数学が出来る事が前提なんだよな。これ単体で数学の代わりにはなれねえ。
追追:
って何かしんどいってなってたけど、何かこうして感情をちゃんと文章化して吐き出したらやっぱスッキリしたぞ!素晴らしい!未だ1時前じゃないか!もうちょっと仕事出来るぞ!っしゃおら!
追追追:
いやてか本当、教師とかやれる精神年齢じゃねえんだよなまじで。学生には発見されてないと信じているけど、もし見てる子いたらもう本当にごめん!数学教えんの頑張るから許して!
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何かここ何年かはSASUKE見る度に毎年こうなっている気がしますが、自分の能力を伸ばす事に対する努力が不足していている事を真正面から突き付けられて、それがもう本当に心からしんどい。
確かに12月はもう本当に本当に仕事がしんどくて、睡眠時間もどんどん削られて、最後の週とか職場での徹夜がとうとう週2になってしまって、もう根性でどうこう出来る状況ではありませんでした。でも、そういう状況を自分で作り出してしまう事まで含めて、結局、自分の夢に対する態度が甘いって事なんだと思います。
俺の夢は、大好きな数学で自分が納得出来る仕事をして、数学者になって、そして数学者としてSASUKEに出場する事です。んで、これだけでも既に分不相応の傲慢の極みだと思うのですが、後はまあ、本当にちょっとだけで良いので、良い数学の先生でありたいです。でもこれも、やっぱ俺自身が夢に対してちゃんと努力している人間である事が前提だと思うんですよね。
当たり前の、教師になる前から解っていた事ばかり書き連ねましたが、でも、実際に仕事を始めて、これがいかに大変な事であるかを心から実感させられています。頑張ります。
「恋する小惑星」最終6巻を読んで。
「恋する小惑星」の最終巻を読んだのですが、涙が止まらなくて眠れなくなってしまったので、簡単に感想を書いて心を落ち着けようと思います。
学問を純粋に好きで、それを伸び伸びと楽しむ彼女達が、本当に本当に魅力的で堪らないのです。前にも全く同じ事を書きましたが、俺はどうしても数学を競争や劣等感や怠惰といった負の要素と切り離す事が出来ない。そんな自分と彼女達を比べてしまって、もう本当に本当に羨ましくて仕方が無いのです。俺もあんな風に、ただただ数学が好きで夢中になるだけの人生を送りたかった。
そして、最後に7年後の主人公達の未来が描かれていた事も、本当に素晴らしかったです。様々な進路で、彼女達は確りと自分の人生を歩んでいる。終ってしまった事が心から残念である一方で、これ以上ない最高のラストを見せ付けられた事で、もう俺の中で納得する以外の選択肢は無いのです。あーてかこれも結局、ブレブレの自分の現状との比較にやられてんだわ。
あーもう本当にこの作品の事が大好きです。「何かを好きになる」という事について、ここまでストレートに美しく描いた作品を、俺は他に知りません。「何かを好きになる」という事について大きな葛藤を抱えた事がある全ての人にお薦めしたいです。
何か他にも言語化が追い付いていない様々な感情が渦巻いてはいるのですが、取り敢えず涙は止まったので、ここまでにしておきます。
追:
いや、こんな安っぽい表現をするのは或いは失礼かも知れないけれど、でも思い付いてしまったので、最後に書いておきます。もう彼女達こそ、俺の中では「究極のリア充」って感じなのです。俺が欲しくても絶対に手に入れられないものを全部持ってる。本当に美しくて魅力的で羨ましくて仕方が無い。本当に本当に本当に大好きな作品でした。