予備校講師採用試験に2回落ちた九大チンカス研究員の入試数学語り。

毒舌、下ネタ注意。※年々自信を失い、それに伴って毒もマイルドになってきています。

博士(数理学)。

 学位記を貰ってきました(授与式はサボった💩)。去年、母ちゃんと電話しながらボロクソに大泣きして諦めようとした博士号です。ご立派な装飾と相まって、何だかとても価値が有るものの様に思えます。しかしながら、これ自体には何の価値も無いのです。価値が有るのは、これからするかも知れない事の方であり、こいつはその為の切符に過ぎない。しかもこの切符、切符のくせに持ってるだけじゃ何処にも行けなくて、ここから進む為には未だ未だ頑張らなきゃいけないんですよね。本当に怠い。

 大学院の5年半は、本当に本当に心の底からつらい日々でした。頑張りたいのに全然頑張れなくて、しかもたまに頑張ってみても「何で俺は博士にもなってこんな簡単な事をしているんだ?」みたいに自分を責めてしまう。殆ど何もしていない筈なのに、精神は日々確実に磨り減っていって、死ぬ程勉強していたのに毎日糞程前向きだった浪人時代や学部時代とは丸っきり正反対でした。2回目の学振に落ちた辺りから食べ物を買う事にも罪悪感を覚える様になり、その頃から精神的に少しおかしくなりかけていた様に思います。*1*2「周りよりも劣っている」という自覚が、これ程迄に人の心を深く傷付けるものなのだとは知りませんでした。中途半端に勉強や運動が出来てしまったせいで、俺はこれ迄、同じ苦しみに先にぶち当たってしまった人達に、随分と酷い言動や態度をしてきたと思います。自分も同じ弱者の立場に置かれて初めて、その苦しみに気付く事が出来ました。まあなので、今後は同じ様にこういうつらさに苦しむ学生に寄り添える指導者になれる様に頑張りたいと思います。いやー俺って本当に優しくて性格良くなりましたね☆

 っつー事で、小学校に入学してから23年半続いた学生生活が竟に終ったんで、取り敢えず一区切りですね。お世話になった方々、本当に有り難うございました。

*1:3回目の学振に落ちた後からは「生まれてきてごめんなさい」という言葉が勝手に脳内再生される様にもなりました。当時はまあいつもの脳内口癖の1つだと思ってあんま気にしていませんでしたが、冷静に考えて少しおかしいですよね。

*2:とは言いましたが、必ずしもずっと鬱々としていた訳でもないんですよね。修論が雑誌に掲載されたり一寸した賞を貰ったりはしていた影響か「俺はこのままで良いんだ」みたいに不自然に明るくなったりする時期も定期的に在りましたし。SASUKEという別の生き甲斐がちゃんと有ったのもでかかったのか、完全におかしくはならずに済んでいた気もします。但し「洋書や論文をちゃんと数学として読む」という事は本当にトラウマになっていて、全然出来ていませんでした。