予備校講師採用試験に2回落ちた九大チンカス研究員の入試数学語り。

毒舌、下ネタ注意。※年々自信を失い、それに伴って毒もマイルドになってきています。

「能力が低い」と思われる事が恐かった。

 これ書いた日からもう2年以上が経つんですね。数学を続ける後押しをしてくれた両親や友人、博論や就活でお世話になった先輩方には、もうどう感謝すれば良いのか判らんっすわまじで。

 毎日が本当に楽しくて楽しくてありがたい限りなのですが、同時に、やはり分不相応な仕事をさせてもらっていると実感する事が多いです。不意に学生から少し重ための話をされた時なんか、何を言ってあげれば良いのか全く判らない。自分の人間としての浅さを実感させられます。色々な事が本当に難しい。*1

 一寸ずつ頑張っていくしかないのでしょうねえ。明日(厳密には今日)は1限なので、そろそろ寝ます。

 

追:てか俺は何でこんな``良い先生の振り''にご執心なのでしょうか。上の文章だって「数学を続ける」という文脈でスタートした筈なのに、直ぐに教員としての話にすり替わってしまっています。俺は数学者になった筈なので、最も悩むべき対象は、自分が抱える数学の問題であるべきです。何か急に社会的な立場が与えられてしまったせいで、浮かれてるのか混乱してるのか、自分の中で「考えるべきものの優先順位」がごちゃごちゃになっている気がしてなりません。でもやっぱり、少なくとも自分に友好的に絡みに来てくれる学生に対しては、良い先生になりたいとまではいかぬまでも、悪い先生にはなりたくないです。

*1:てかこうして、高が教師の発言が学生のその後の良し悪しに影響を及ぼす、と思っている事自体が、傲慢なのかも知れません。しかしながらその一方で、そう言って油断して出た軽率な発言が、学生に少なからず悪い影響を及ぼす危険性は十分に在り得る様な気もして、この辺の認識のバランス感覚も、未だ全然判っていない。