予備校講師採用試験に2回落ちた九大チンカス院生の入試数学語り。

毒舌、下ネタ注意。※年々自信を失い、それに伴って毒もマイルドになってきています。

漫画「恋する小惑星」を読んで。

 「恋する小惑星」という漫画(及びそれを原作としたアニメ)作品が在ります。内容は、地学部に所属する可愛い女子高生達が、天文、地質、気象に関連する部活動を行う様を描いたものです。物語の進行と共に作中の時間も進行し、従って当初は高校1年生だった主人公達は、2年、3年と学年も上がっていきます。物語中で劇的な出来事が発生する類いの作品ではなく、登場人物達の学生生活が素朴に描かれた作品なのですが、兎に角、その描かれ方が素晴らしいのです。彼女達は本当にちゃんと地学が好きで、その様が下手に着飾る事無く、しかしストレートに表現されている事が、この作品の大きな魅力です。そして何よりも、彼女達はちゃんと頭が良いのです。学生生活を送る中には、進級や進路、そして能力の差といった悩みの種が幾つか存在する訳ですが、彼女達のそれ等への対応が、兎に角、素晴らしい。勿論、年齢相応のネガティヴな内面も描かれはするのですが、それにいつ迄もくよくよする事無く、確りと情熱と理屈を備えた解決策を見付け出し、それを実行していくのです。特に、3年生の先輩が部活動を引退し、新たに部長に任命された作中の登場人物であるイノ先輩の、自身の能力への不安を解消する為の手段として「地学オリンピックへの挑戦」を実行したところなんか、本当に素敵過ぎます。てかイノ先輩可愛いです。真面目な後輩キャラのナナちゃんが環水平アークに感動し、その後の遠藤先生とのやり取りで少し柔らかくなっていくシーンも大好きです。てかナナちゃんと遠藤先生みたいな、(以前は)一寸固めの真面目系(でした)みたいなキャラ、まじで好きなんですよね。環水平アークのシーンの遠藤先生、きっとナナちゃんが昔の自分に似ていて、可愛かったんでしょうねえ。一方で、そんな遠藤先生が、沖縄出張の時に素の真面目な自分が一寸出てるシーンとかも、凄く可愛くて好きです。そしてこの作品を語る上で絶対に外せないのは、矢張り掴みの強力さでしょう。ネタバレ防止の為にこれ以上は書きませんが、兎に角、物語の1番初めの主人公2人による掴みが、極めて強力です。

 いや本当に素晴らしい作品です。時々、ブログにも書く様に、俺は「頭が良くて可愛い女の子」が兎に角、大好きで、本作品は正にそういう女の子達の物語なのです。アニメの方についても、俺はこれ迄にそれなりの量のアニメを観てきたのですが、俺的トップ3の作品です(後2つは「ウマ娘2期」と「月がきれい」)。*1という事で、昨日も寝る前に漫画を読んでいたのですが、不意に、只々純粋に地学が好きでそれを楽しんでいる彼女達と、数学を嫉妬や打算といったネガティヴな感情と如何しても切り離せない自分を比べてしまって、何だか悲しくなって泣けてきてしまったのです。いや、俺が数学(と言うか勉強)に本気で取り組みだした切っ掛けは、他人を見下して優越感に浸る為だった訳で、そういう星の下に生まれた人間だっつー事は仕方無いし、普段は特に何とも思わないのですが、でも矢張り時々、只々純粋に学問を楽しんでいる人達に、或る種の憧れみたいな感情を抱いたりもするんですよねえ。まあでも、現実に本当に一切の汚い感情無く学問を楽しめている人って本当に一握りな気がするので、そういう意味では、フィクションならではの綺麗な物語であると言える気もしなくは無いです(だからこそ憧れるのか)。

 すみません、若干、自分語りが入りましたが、兎に角「恋する小惑星」は、頭が良くて可愛い女の子が好きな全ての人にお薦めしたい作品です。

*1:ブログを書いてて気付いたのですが、(エロ以外で)俺が関心の有る3大テーマって、恐らく「学問」「スポーツ」「恋愛」の3つで、この3つの作品が正にこれ等に各々、対応しているんですね。あーいやでももう1個「熱くて格好良いファンタジー」が未だアニメだと無い気がするな。でも「ファンタジー」って「テーマ」ではない気もするな。「熱い」はウマ娘2期で満たされている気もするし。まあこうやって無理に分類する必要も無いかなあ。